人物


主人公
藤堂 龍之介
(とうどう りゅうのすけ)
影谷家にやってきた私立探偵
影谷芳明とは昔からの知りあいである
影谷家の人々
影谷 恍太郎
(かげたに こうたろう)
被害者。 一代で影谷貿易を大きくした
誰からも尊敬される立派な人で、屋敷の者で恨む人は誰もいない筈だとか
影谷 ルイ
(かげたに るい)
被害者の妻
喪に服し、恍太郎の冥福を祈る日々を送っている
影谷 綾
(かげたに あや)
恍太郎の長女
未だ独身であり、1人で気ままに暮らしている
影谷 利彦
(かげたに としひこ)
恍太郎の長男
影谷貿易の専務で、父の死後社長の座を継ぐだろう人物
影谷 里絵
(かげたに りえ)
恍太郎の末娘
13才で女学校に通っている
影谷 美津
(かげたに みつ)
利彦の妻
外出を好まず、透き通るような白い肌の女性
影谷 絹代
(かげたに きぬよ)
恍太郎の死体の第1発見者で、利彦の長女
14才で里絵と同じ女学校に通っている
影谷 利一郎
(かげたに としいちろう)
利彦の長男
10才の大人しい少年だが、病弱で学校には行っていない
影谷 芳明
(かげたに よしあき)
恍太郎の弟正三郎の息子
藤堂とは以前からの知りあい
影谷 林太郎
(かげたに りんたろう)
恍太郎の8番目の子供
学生で、大人を信用しない
影谷 敦男
(かげたに あつお)
恍太郎の息子だが、家出してハワイで暮らしていた
結城一馬と気が合うなど、どうも不審な人物のようだ
松方 倫
(まつかた りん)
恍太郎の娘で、松方家へ嫁いでいる
疑心渦巻く影谷家の中でも、かなり良い人のようである
九条 英子
(くじょう えいこ)
恍太郎の娘で、九条家へ嫁いでいる
性格が似ているのか、綾と気が合う様子
影谷 サダ
(かげたに さだ)
恍太郎の母親
目を悪くし、2階の和室から外に出ようとしない
影谷 千代
(かげたに ちよ)
恍太郎の前妻で、既に死亡している
実家が金持ちで、海外留学など恍太郎に様々な援助をした
影谷 正三郎
(かげたに しょうさぶろう)
芳明の父親で、恍太郎の弟
芳明が小さい頃に戦死している
影谷家に関わる人々
辰野 銀蔵
(たつの ぎんぞう)
影谷家の執事を務める男性
藤堂に捜査を依頼した
今井 たみ
(いまい たみ)
影谷家の使用人(女中頭)
恍太郎の前妻千代と共に影谷家に来た
清水 春
(しみず はる)
影谷家の使用人(女中)
去年から働き始めた新参者の15才
川中 ふみ
(かわなか ふみ)
影谷家の使用人(女中)
亀吉と夫婦で働いている
川中 亀吉
(かわなか かめきち)
影谷家の使用人(コック)
腕のいい料理人で、影谷家の食事を任されている
早乙女 智恵子
(さおとめ ちえこ)
影谷家の家庭教師
去年の春からここに務めている
宮守 スミ
(みやもり すみ)
影谷家の使用人(女中)
18才の時から3年間屋敷に奉公している
熊田 喜助
(くまだ きすけ)
影谷家の使用人(庭番)
川中ふみの祖父
倉橋 竹夫
(くらはし たけお)
影谷家の使用人(運転手)
一年くらい務めているが、仕事に何か不満があるようだ
萩原 廣高
(はぎわら ひろたか)
琥珀館に住んでいる書生
国際的な仕事がしたいと、恍太郎に頼んで書生となった
結城 一馬
(ゆうき かずま)
影谷ルイの弟で、実家の料亭を経営している
琥珀館に来ては迷惑をかける嫌われ者
アドルフ・ミューラー 影谷敦男の友人で、ドイツ人の設計技師
敦男に会いに琥珀館にやって来た
ガストン・アルレイ 影谷敦男の友人で、フランス人の自称貴族
敦男に会いに琥珀館にやって来た