物語


気が付けば、彼はそこにいた


どうしてここにいるのか
まったく覚えてなかった

自分の名前や、何者であるか
覚えているのはそれぐらいだった


これはただの記憶喪失ではない
そんな気がした



目の前のノートを何気なく開くと...


「処刑を○分後に執行する」



信じる信じないにしろ、ここから脱出しなければ


彼はもう1人の自分の嘲笑を聞いた気がした