プロローグ


異界の地ドラグリア
ある日、その地に一隻の難破船が漂着した

ドラグリアと次元の隔たりで遮られた
人間の世界イシュバーンの船だった

船の中から、1人の生存者を発見
しかしその女の子は、記憶を無くしていた
龍族もまた、人を見たことがないと困っていた

龍族の長である白龍は、娘を大切に育てることを決定
女の子はタムリンと名付けられた


それから12年後
タムリンはイシュバーンへ帰ることになった

別れ際にアトルシャンは自分の角を折って渡し
助けが必要な時に角笛を吹けば自分が駆けつけると約束した



それから3年後
アトルシャンの耳に角笛の音が届いた